地域食材を使い、どこかに販売しようと
考えている方。
食品関係はライバルが多く
類似品もかなり多いため、
売り方を学ぶ必要があります。
とくに一人でやる場合は
かなりの覚悟が必要です。
農産物などを直接売りたい
気持ちは分かりますが競合が多い中。
契約まで至る確率は少ないでしょう。
では、そんな厳しいなか
どうすれば解決できるのでしょう。
個人プレーが厳しいのであれば
チームプレーにして販売していけば
良いのです。
それを実現するためには
課題は山積みかもしれません。
しかし。
皆で力を合わせれば地域食材を使い
地方創生の一つとして成長させることも
できます。
できるだけ、前向きに検討できるような
内容にするので最後まで読んでみてください。
分からないこと、聞きたいことがあれば
相談してください。
では始めます。
地域食材で売上を上げるには
現実的に考えて地域食材を販売して
売上にしていかなければなりません。
しかし。
多くの方は自分たちが生産したものを
誰向けに売るのか、がハッキリしません。
少し厳しい言い方をします。
『相手に買ってほしいのであれば』
相手のニーズに合わせなければ
誰も相手にしてくれません。
一つ事例を出しておきます。
食材の販売先にレストランがありますが
残念ながら、成約に至る例はごく僅かです。
なぜでしょう。
レストランといっても様々な業態
価格帯、立地、広さなどがあります。
これを一緒にしてしまい
食材だけを買ってもらおうとしてます。
農産物でいうとJAは作った農作物は
基準を満たせば買い上げてくれます。
相手がレストランだとそうもいきません。
なかには面白がって使う方もいますが
同じような農家さん多数と付き合うので
あなたの番が回ってくることが少ないと
思います。
もし、直接買い上げて欲しいならば
あなたができる“何か”を
相手に合わせる必要があります。
そしてもうひとつ大事なことがあります。
値付けです。
地域食材が強烈な特徴がなければ
高額で売れることは難しいでしょう。
それを知らずに自分の感覚で
販売しようと考えます。
これでは相手のニーズを
満たすことはできないので
売れません。
販売したいならば相場を調べてください。
くれぐれも。
マスコミ、なんちゃってコンサル
他業界、先輩方や仲間の意見を
鵜呑みにしないでください。
でないと。
「〇〇はこの価格で売れなきゃおかしい!」
みたいに思い込んでしまいます。
いくら素晴らしい地域食材があっても
ニーズがなければ誰も買いません。
気をつけてください。
地域食材のを使った【ご当地グルメ】
地域食材を使ったご当地グルメも
良く見かけます。
不思議なことに売れだすと
地域食材ではなく外国産を使います。
なぜ、そんなことが起きるのでしょう。
売れだすと生産する側が
値上げをするからです。
加工する側は仕入れを抑えて
できるだけ高値で売りたいと考えます。
生産側は売れるなら高値で
売りたいと考えます。
両者とも高値で売りたいのです。
ここにミスマッチが起きます。
販売力がある商品を開発した会社は
直接エンドユーザーに商品を届けられます。
しかし。
原材料を提供している方は
エンドユーザーに直接届けることはできません。
そうなると。
少しでも仕入れを抑えようと
産地を変えて経費圧縮を考えます。
これはビジネスをしているうえで
仕方がないことです。
この現実をしってください。
「そんなの不公平だ!」
「納得できない!」
と憤慨する気持ちも分かります。
誤解しないでください。
販売者側はイジメている訳ではないです。
もし。
ご当地グルメで地域食材を
継続して使用して欲しいならば、
価格は変えるべきではありません。
むしろ。
数が出るならば下げるべきです。
そして。
ご当地グルメを一緒に広めた方が良いです。
パートナーになってしまいます。
パートナーであれば
ウインウインの関係となります。
自分だけが独占しないことがポイントです。
もし独占されたら、潔く諦めましょう。
次を探したほうが早いです。
地域食材を大都市に販売
地域食材を東京、大阪などの
大都会に売りたいと考えている方
とても多いです。
「東京なら高値で売れる」
「大阪なら今の倍以上売れる」
確かにそうかも知れませんが。
同じように日本全国から大都市で
販売しようと目論む同業は多いです。
同業との競争に勝てればいいですが
簡単にはいきません。
なぜなら、あなたと同じように
同業も必死だからです。
利益を削り価格を下げて売ろうとしても
同業も同じことをしているので
難しいでしょう。
扱う地域食材にもよりますが
商品力だけで勝負しないほうがよいです。
大都市で販売をするならば
一社単体ではなく、数社で組んだほうが
やりやすいです。
なぜか分かりますか?
数社で組むことで別のモノを
取り扱う会社と組むことになります。
中には地域食材を使った加工品を
扱う会社もいるかもしれません。
数社組むことで予算も少なくて済むし
おすすめできる地域食材も増えます。
取り扱う商品を一つ契約が取れれば
別の商品を仕入れてくれる可能性も
出てきます。
中小企業1社の力では知れてます。
同じような願望のある会社と組むことで
大都市に進出できるようになります。
地域食材でサブスク
いまはWEBでなんでも変える時代です。
地域食材もWEBで販売可能ですし
サブスク(継続定期購入)もできます。
もし、やってないなら
サブスクを導入してみると
良いかもしれません。
ただ。
サブスクをずっと継続してくれる方は
少ないです。
継続してもらえるような施策が必要です。
継続してもらったり、新規を増やすには
コツがあります。
ここで公開するわけにいかないので
最も重要なことを一つ挙げておきます。
情報発信力を磨いてください。
WEBを使いサブスクをするのであれば
ユーザーはネットを使う方です。
ネット上にあなたの地域食材の良さ
こだわり、ストーリーの情報を
出し続けなければ見られることは
ありませんよね。
SNSも同じで、投稿をつづけて
フォロワーを増やしていかなければ
売上に繋がらないでしょう。
情報発信をする時に一点
注意することがあります。
SNSを中心に情報発信してはならないことです。
SNSはバズったり炎上することで
一気に存在を知らせることができます。
それは素晴らしいのですが欠点もあります。
情報が流れてしまうことです。
フォロワーが多い方は
ドンドン他の情報がアップされてきます。
あなたがいくら最新情報をアップしても
すぐに埋もれてしまうのです。
コレにめげず、新商品を
投入し続けられればいいですが
現実的にみて難しいでしょう。
そして。
WEBで何かを売るためには
基点が必要です。
今の段階で基点となるのは
ブログです。
ブログもアメブロとかライブドアブログなど
無料ブログではなく。
独自ドメインで運用されたブログが良いです。
ブログの話しは奥が深いので
別の機会にしますが、ここでは
WEBで売る基点はブログが良いと
知っておいてください。
慣れないうちは運用が大変かもしれません。
操作が分かってきて、商品が売れると
実感が湧くと思います。
まとめ
地域食材の販売を目論む同業は
とても多いです。
だから、売り方を学ぶ必要があります。
売り方が分からず闇雲に営業をしても
契約や購入とならないので疲弊してしまいます。
資金も失っていくでしょう。
地域の食はあなたにとって
一番身近なモノですが
他の地域にとっては
価値があるモノかもしれません。
あなたの地域に眠る宝石を発見して
世の中に広めてください。
食で地方創生する足がかりになるでしょう。